地域社会とともにTogetherwiththeCommunity
ミルボンは、ミルボングループ倫理行動指針において、「責任ある社会の一員として、地域の健全な発展と快適で安全・安心な生活に資する社会貢献活動に積極的に参加・協力し、地域との共存を目指します。」と定めており、地域や教育機関との連携、および化粧品を通じた社会貢献活動へ積極的に取り組んでいます。
人々が、街が、世界がさらに美しく心豊かになることを願うとともに、いち企業市民として持続可能な社会の発展に貢献してまいります。
産学連携の取り組み
ミルボンでは関西大学において、寄付講座「美容・化粧品学」を2020年度より実施しています。
各回のテーマに即した当社の社員と関西大学の山本秀樹教授が中心となりリレー形式で講義を担当し、美容市場の製品特徴をはじめ、社会性や市場性など多面的な講義を通じて、美容の価値理解浸透に取り組み、これまでに延べ3,000名超の学生※に受講いただいています。
2020年度から2024年度までの累計受講者数
主な講義内容
市民団体と連携した取り組み
三重県伊賀市周辺の地域住民および市民団体「魚と子どものネットワーク」と協働し、木津川水系の服部川にて「水質調査と水辺の自然観察会」を開催しています。
本活動は、地域の子どもたちに水辺の環境へ目を向けてもらい、その保護と継承の大切さを伝えることを目的に、ミルボンが地域と取り組む水資源保全活動の一環です。
今後も活動を継続し、豊かな水資源の保全と次世代の育成に取り組んでまいります。
産学官連携の取り組み
地域社会との共生および水資源保全活動の推進を目的に、産学官で対話を行う「いのちをつなぐ水と流域地球市民対話プロジェクト」に参加しています。
本プロジェクトでは、現在および今後予測される世界規模での水資源枯渇問題に対して、有識者からのプレゼンテーションを通じた参加者間での知識共有を行うほか、その上でいまできること、次世代へ継承していかなければならないことを産学官でパネルディスカッションしながら相互理解を深めるものです。
ミルボンでは今後も地域や産学官との対話推進および水資源をはじめとした限りある資源への保全活動へ積極的に取り組んでまいります。
研究所見学の受け入れ
当社の研究開発施設である「中央研究所」(大阪市都島区)では、教育機関などからの研究所見学のご依頼に応じて、受け入れを行っています。
見学へお越しいただいたみなさまに、毛髪に関する基礎研究の様子や商品を開発する現場をご覧いただいています。
生物多様性保全への取り組み
「生物多様性のための 30by30 アライアンス」に参画
「生物多様性のための30by30アライアンス」とは、2021年6月のG7サミットで合意された「G7 2030年自然協約(G7 2030 Nature Compact)」に基づき、生物多様性の損失を食い止め、回復させるというゴールに向け、2030年までに陸域と海域の少なくとも30%を保全・保護することを目指し、環境省が発起人となり、企業、自治体、NPOなどが集まり設置されました。国立公園の拡充や里山、企業林などをOECM※として国際データベースに登録することを促進し、その取り組みを積極的に発信することを目的としています。
Other Effective area-based Conservation Measuresの略
民間等の取組により保全が図られている地域や、保全を目的としない管理が結果として自然環境を守ることにも貢献している地域
ミルボンは、商品開発から原材料の調達、製造、流通、販売、お客さまの使用・廃棄までの全ての過程において、地球環境に対する責任を果たしていく指針として「ミルボングループ環境方針」を定め、グループ全体でサステナビリティを推進しています。今後も、美しさを通じた心の豊かさを提供する「美」のメーカーとして、生物多様性がもたらす社会全体の恵みや豊かさを重視し、地球環境保全への積極的な活動を行っていきます。
生物多様性保全へ向けた取り組み
「生物多様性のための 30by30 アライアンス」メンバーとして、2024年5月に【亀山里山公園「みちくさ」】において生物多様性保全活動を実施しました。
本活動は、「自然共生サイト」へ登録された【亀山里山公園「みちくさ」】がどのような配慮のもと生物多様性の価値を長期に渡り保全することが可能な場所として認定されたのかについて園内を周遊しながらレクチャーを受け、園内のため池に生息するアメリカザリガニ(特定外来生物)を駆除する体験を通じて生態系を維持することの難しさを学びました。ミルボンでは自社のオペレーションだけでなく、地域をはじめとしたすべてのステークホルダーとともに生物多様性の共存に貢献していきます。