ESG/SDGsマトリックスと5つの最重要課題ESG/SDGsMatrixandFiveKeyChallenges
ESG/SDGsマトリックスと5つの最重要課題
サステナビリティの実現に向け、具体的な課題を『ESG/SDGsマトリックス』として整理しています。各目標の進捗について毎年レビューを行い、その内容を公開しています。その中でも特に当社の事業活動と関連性が高く、ステークホルダーからの期待が高い課題を再評価し、「社会課題の解決」と「持続的な事業の成長」「社内基盤の構築」の3つのポイントから5つの最重要課題を選定し、KPIを定め重点的に取り組みを進めています。

最重要課題1:美しさを通じた心の豊かさの実現
ミルボンでは、美容室・美容師が人々の美しさ、そして、心豊かな社会の実現に不可欠な存在であると信じています。そのため、当社の最も重要な使命として最重要課題の中心に「美しさを通じた心の豊かさの実現」を掲げ、美容室・美容師をはじめとしたステークホルダーとの価値共創に取り組んでいます。「すべてはヘアデザイナーとともに」を根幹の想いとする当社だからこそ可能な美容室の課題解決と可能性の追求によって、美容室を人々が心豊かに生きるために不可欠な美と心のコミュニティである「ビューティプラットフォーム」というあり方へと発展させることで、美容室を通じた心豊かで持続可能な社会の実現へ貢献します。
リアルとデジタルを活用した知販ビジネスの確立
美容室とそのお客さまがデジタルの活用により新たな関係性を構築できるよう、ヘアデザイナーとお客さまを繋ぐプラットフォーム「milbon:iD」の普及に努めます。
知販:美容師の知識・知見にもとづき、お客さまへ価値ある情報とともに提供される商品の販売形態のこと。
milbon:iD : 美容室専売ヘアケアアイテムが購入できる美容室出店型のミルボン公式オンラインストア。
2020年 |
2021年 |
2022年 |
2023年 |
2024年 |
2026年目標 |
2030年目標 |
|
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milbon:iD 会員登録者数 |
2.7万人 |
16.9万人 |
44.8万人 |
67.0万人 |
88.1万人 |
100万人 |
― |
ミルボン知販メソッド(スマートサロン)日本全国展開都市数 |
― |
― |
― |
19都市 23軒 |
50都市 62軒 |
100都市 500軒 |
― |
ライフタイムビューティパートナーの育成
お客さまへ生涯寄り添っていけるヘアデザイナー=ライフタイムビューティパートナーを育成するため、ミルボンはヘアデザイナーへリアルとデジタル両面から、多種多様な学びを提供します。
2020年 |
2021年 |
2022年 |
2023年 |
2024年 |
2026年目標 |
2030年目標 |
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教育イベント、セミナー、動画 延べ利用人数 |
16.3万人 |
21.0万人 |
18.7万人 |
27.1万人 |
24.4万人 |
33.5万人 |
― |
エデュケーションiDの会員登録者数 |
― |
8.7千人 |
2.3万人 |
4.0万人 |
5.1万人 |
10万人 |
― |
教育イベント : ミルボンがヘアデザイナーへ提供する学びの場のこと。美容技術や知識、キャリア形成にいたるまで、セミナーやイベント、オンラインプラットフォームなどさまざまな形態がある。
エデュケーションiD : ヘアデザイナー向けの会員制オンライン学習ツール。
最重要課題2:再生・循環型の生産・消費活動
カーボンニュートラル生産体制の構築
気候変動への対応として、基幹生産工場であるゆめが丘工場におけるCO2排出量削減率をKPIに設定し、各種取り組みを推進しています。
2020年 |
2021年 |
2022年 |
2023年 |
2024年 |
2026年目標 |
2030年目標 |
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ゆめが丘工場のCO2排出量削減率2019年比 |
8.2% |
15.3% |
59.7% |
81.0% |
82.2% |
75.0%(前倒しで達成) |
カーボンニュートラル実現 |
サステナブルな容器包装の設計
限りある資源の活用と地球温暖化の課題解決に向け、「4R」の推進によって、石油由来バージンプラスチック使用量の削減を進めています。
2020年 |
2021年 |
2022年 |
2023年 |
2024年 |
2026年目標 |
2030年目標 |
|
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石油バージンプラスチック削減率2020年比、売上高原単位 |
― |
3.7% |
0.4% |
9.6% |
11.6% |
15.0% |
30.0% |
最重要課題3:人にやさしい調達活動
サステナブルなパーム油の調達
製品の主要原料の一つであるパーム油の持続可能な調達へ、環境や人権に配慮して生産されたRSPO認証パーム油の積極的採用を進めています。
2020年 |
2021年 |
2022年 |
2023年 |
2024年 |
2026年目標 |
2030年目標 |
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RSPO認証パーム油採用率(MB+B&C) |
0.8% |
3.2% |
4.47% |
9.5% |
24.4% |
50% |
100% |
サプライチェーンにおける人権の尊重
国連の「国際人権章典」をはじめとした4つの国際規範を支持しており、国連グローバルコンパクト(GC)の署名企業としてGCの10原則を尊重した上で、「ミルボングループ人権方針」「ミルボングループ倫理行動指針」「ミルボンサステナブル調達基本方針」をそれぞれ策定し、人権を尊重した企業活動の徹底を図っています。
2020年 |
2021年 |
2022年 |
2023年 |
2024年 |
2026年目標 |
2030年目標 |
|
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デューデリジェンスによる人権侵害発生数 |
0件 |
0件 |
0件 |
0件 |
0件 |
可能な限り人権侵害ゼロ |
可能な限り人権侵害ゼロ |
最重要課題4:公正かつ柔軟な経営体制
取締役会の多様性の推進
取締役会の多様性の推進を図ることで、多様化する社会の価値観や要求に適切に対応した議論と意思決定が可能な経営体制の強化に継続的に取り組んでいます。
2020年 |
2021年 |
2022年 |
2023年 |
2024年 |
2026年目標 |
2030年目標 |
|
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社外取締役の登用 |
9名中2名 |
9名中3名 |
11名中5名 |
11名中5名 |
12名中5名 |
継続的に3分の1以上登用 |
― |
女性役員の積極登用 |
0名 |
1名 |
2名 |
2名 |
3名 |
継続的に女性役員を登用 |
― |
国際性を含む、多様なスキルの確保 |
― |
海外勤務経験を有する役員(12名中2名) |
海外勤務経験を有する役員(14名中6名) |
海外勤務経験を有する役員(14名中6名) |
海外勤務経験を有する役員(15名中6名) |
国際性を含む、多様なスキル確保の実現 |
― |
取締役会の実効性向上
役員を対象にした年1回の第三者機関アンケートと、社外取締役への事務局インタビューを行っており、そこで集約された過年度の課題に対する解決策を、取締役会で審議・実行する体制を構築しています。
2020年 |
2021年 |
2022年 |
2023年 |
2024年 |
2026年目標 |
2030年目標 |
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第三者機関評価を通じた、重要課題の選定と改善活動の進捗 |
毎年の課題設定に対して継続的な改善活動を行う |
― |
最重要課題5:働きがいのある職場環境
働き続けたいと感じる体制・制度の実現
社員一人ひとりの働きがいの実現が持続的な事業成長に不可欠なものであると認識し、社員が働き続けたいと感じ働き続けられる体制・制度の整備に取り組んでいます。
2020年 |
2021年 |
2022年 |
2023年 |
2024年 |
2026年目標 |
2030年目標 |
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若手社員の離職率直近5年の若手社員(新卒~3年目)の離職率平均 |
― |
11.7% |
10.0% |
10.8% |
11.7% |
9.0% |
6.0% |
有給休暇取得率 |
59.4% |
59.2% |
64.0% |
67.8% |
72.9% |
70.0% |
80.0% |
エンゲージメントサーベイ |
― |
― |
エンゲージメントサーベイの制度設計完了、初実施 |
エンゲージメントサーベイの継続及び目標設定等の実施 |
エンゲージメントサーベイの継続及び重要項目・目標の設定 |
エンゲージメントサーベイの継続 |
― |