RiskManagement

リスクマネジメントにおける当社の考え方

ミルボングループ(株式会社ミルボン及びその連結子会社を含む。以下、ミルボン)では、経営理念の実現及び事業継続に多大なる負の影響を及ぼす事項を「リスク」と定義し、この発生可能性を低減し、リスクが顕在化し危機発生した場合の損害の拡大を防止することをリスクマネジメント基本方針と定め、リスクマネジメントの推進体制や仕組みの整備・改善に取り組んでおります。

管理体制

株式会社ミルボンは、代表取締役社長を委員長とし、社内取締役、常勤監査役及び執行役員を委員とする「リスクマネジメント委員会」を設置し、原則として年3回開催することとしております。この委員会では、ミルボンを取り巻くリスクのうち、重要度と優先度、リスクの顕在化の可能性や時期、中期事業構想の達成を阻害する可能性と影響度等を踏まえ、全社で対応を進めるべきリスクである「全社リスク」を特定し、リスクマネジメント委員会の委員の中から各全社リスクの責任者を選任し、全社で対策を進めております。全社リスクの対応の進捗等は、リスクマネジメント委員会より、半期に一度取締役会に報告し、同委員会が取締役会の監督・モニタリングを受ける体制を整えております。また、ミルボンで発生しうるリスクをまとめた「リスク事項一覧表」の見直しを行うとともに、業務の遂行によって発生したリスクを把握・対応し、社内取締役、常勤監査役及び執行役員から構成される経営会議にて四半期毎に報告しております。なお気候変動リスクに関しては、サステナビリティ推進委員会のTCFDワーキンググループにおいてリスク管理をしています。

リスクマネジメント体制図

リスクマネジメント体制図

全社リスクの抽出

2022年にリスクマネジメント委員会が定めた全社リスクを重要度と優先度でマッピングし、リスクマネジメント委員会にて議論を行い、毎年リスクマップの改定を実施しています。ミルボンの経営成績、株価及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があり、特に全社で検討すべきとしてリスクマネジメント委員会にて決定され、対策を検討した全社リスクは図表のとおりです。(2023年12月時点)

リスク評価は一般的指標に基づくものではなく、ミルボンにおける状況から独自に評価したものです。

リスク一覧表と発生可能性と影響度の目安

リスク一覧表と発生可能性と影響度の目安 リスク一覧表と発生可能性と影響度の目安

改定したリスクマップ及び部門長に実施したリスクアンケートに基づき、引き続き全社でリスク低減活動を推進してまいります。

2023年度の具体的な取り組み

生産物流コストリスク
原料資材コスト対策、物流コスト対策、販売価格の値上げ検討の3つのプロジェクトを実施。
海外子会社
ガバナンスリスク
業務分掌の見直しと、定期会議実施による親子会社間の相互理解とグローバルサポート体制の強化。
営業情報リスク
景品表示法勉強会や薬機法勉強会等の実施。美容室向け制作物における NGワード自動検索ソフトのテスト運用。
大規模震災・BCPリスク
ゆめが丘工場BCPマニュアルの更新と訓練の実施。物流網の被災における連絡網の状況確認。ゆめが丘工場が1か月稼働停止した場合の製品在庫と供給状況確認と対策の策定。外注先のBCP対応の確認。原料・資材の供給業者における被災時影響確認。海外生産拠点におけるリスク確認。
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