環境Environment
自然環境は社会の根本的な基盤であり、その保全は人類共通の課題であると捉えています。この自然環境を未来へ繋ぎ続けていくため、ミルボンでは自然環境への負荷低減に取り組んでいます。
ミルボングループ環境方針
ミルボンは、商品開発から原材料の調達、製造、流通、販売、お客様の使用・廃棄までの全ての過程において、地球環境に対する責任を果たしていく指針として「ミルボングループ環境方針」を定め、カーボンニュートラルと再生・循環型の生産消費活動の取り組みを推進します。
<社会的な環境重要テーマにおける考え方>
「気候変動対応への考え方」
ミルボンは、グループで設定した「サステナビリティ5つの最重要課題」において、再生・循環型の生産・消費活動の構築を掲げており、カーボンニュートラルの実現に向けた企業活動の推進を重要視しております。TCFDへの賛同と共に、サプライチェーン全体でのGHG排出量の詳細把握、積極的な省エネや再エネ利用の推進、また、情報開示に努めこれを推進していきます。
「水資源についての考え方」
ミルボンでは、主力であるヘアケア剤をはじめとして、多くの製品において水を使用しており、お客様が製品を使用される際にはすすぎを必要とするなど、事業活動のあらゆる場面で水は切り離せない存在であると認識しています。水資源の保全においては、各事業地域の水ストレスの詳細把握や、節水、循環利用などの有効活用に努め、積極的な保全活動を推進していきます。
「廃棄物や環境汚染についての考え方」
ミルボンは、ヘア化粧品および医薬部外品、関連器具の生産を行うメーカーとして、容器包装の省資源・リサイクル化に努め、廃棄物の削減および環境負荷のある物質の排出量削減を積極的に実施します。上記の実現においては、当社のみならず、地域社会、パートナー様と共にこれを推進することで、パートナーシップを通じた貢献も重要であると考えております。
「生物多様性についての考え方」
ミルボンは、美しさを通じた心の豊かさを提供する「美」のメーカーとして、生物多様性がもたらす社会全体の恵みや豊かさを重視し、地球環境保全への積極的な活動を行います。パーム油における環境問題については当社も重要テーマとして認識し、生産工場におけるサプライヤー認証を取得するなど、積極的な推進を進めています。
各分野についての取り組み
1.温室効果ガス
目標:2030年までにゆめが丘工場におけるカーボンニュートラルを実現
ミルボングループの中核工場であるゆめが丘工場において、2030年までにカーボンニュートラルを実現します。2030年までに、ゆめが丘工場から排出されるCO2および生産工程で使用される電力に相当するCO2を縮減するとともに、熱エネルギー生成等に必要となる一部CO2に対して証書を取得することによりNETゼロを達成します。
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2019年 |
2020年 |
2021年 |
2022年 |
2026年目標 |
2030年目標 |
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Scope1(燃料の燃焼による排出) |
502t |
471t |
503t |
530t |
75%削減2019年度比 |
カーボンニュートラルの実現 |
Scope2(電力使用による排出) マーケットベース |
1,931t |
1,739t |
1,560t |
450t |
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電力証書・熱証書 |
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- |
- |
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参考:国内全事業所に占めるゆめが丘工場の排出割合 |
55.3% |
56.5% |
51.5% |
33.9% |
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環境省 算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧(2020年版) および電気事業者別排出係数一覧(2022年版)により算出
2.資源循環
目標:2030年までに製品におけるプラスチック使用量を30%削減
ミルボンが提供する製品に使用されているプラスチックの使用量を、売上高を原単位として2030年までに30%削減します。
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2020年 |
2021年 |
2022年 |
2026年目標 |
2030年目標 |
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プラスチック使用量 |
940t |
1,054t |
1,219t |
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- |
2020年度比 売上高原単位 |
100 |
96.3 |
99.6 |
85 |
70 |